終わらない冬、壊れた夢の国
終わらない冬、壊れた夢の国
阅读时间:2025年9月18日
感想
整体三星。四季系列,只有《夏》让我留下了印象,其他的故事情节我都回忆不起来了。本书《冬》是时间循环的设定,读的时候感觉设定上有很大漏洞,每个循环者的时空范围是一致的吗?从描述来看是一致的,那这样先循环者的一些举动,就有可能破坏后循环者既定的时空线路,如果不一致,那就是多重时空了,每次循环遇到的循环者都不一样,何来后期的“过五关斩六将”。抛开SF这点不谈,在故事情节上,也不尽人意,还是跳脱不了青春感伤文学的范畴——离异的家庭,严苛的教育,情感障碍等等,和前面三作相差无几。好友三人绿叶组,我还期待着ユノ的表白会不会打破循环,结果只是一个“路人”,还有纯这个关键人物,放佛也是打酱油走过场的。最后草草结尾,总体一般。
第一章 開園
- スプラッタ 猎奇电影。生首がとんだり内臓がえぐりだされたりして血がたくさんとび散る残酷描写の多い映画。 ネリコは大人しい性格のわりに、ホラーやオカルトの類いが大好きでスプラッタにも抵抗がない。だから人食い遊園地のことを知っていても意外ではなかった。
- 自腹 じばら 自己的腰包。 自腹を切る。 自己掏腰包。 ペアチケットなので残りの二人分は自腹を切らないといけないが、それは四人で割り勘する予定になっている。
- 豹変 ひょうへん 比喻态度、主张、观点突然改变。 罵声を浴びせて、掴みかかってくる。豹変した態度に一瞬気圧されたが、技術の染みついた身体は反射的に動いてくれた。
- 悪態 あくたい 骂人,脏话。 話はまとまった。男は立ち上がると、「クソ……舐めやがって……」と負け惜しみのような悪態をついてその場から去った。本当は通報したほうがいいのだろうが、あまり追い詰めたくないし、みんなを待たせている。
- 宮殿 きゅうでん 模する もする 模仿,仿造。 ゲートは宮殿を模した造りになっていて、上部には太陽とヤシの木のオブジェが掲げられている。
- 疎外 そがい 疏远,不理睬。 寂しさでも疎外感でもない。地に足をつけている実感が、どうしても得られないのだ。そういう意味でも、夢見心地だった。
- 切り上げる きりあげる 结束,截止。 「夜には積もるかもだってよ。夕方くらいで切り上げるか?」
- アンニュイ ennui厌倦,倦怠。 客入りのピークを過ぎたフードコート内は、どこかアンニュイな雰囲気が漂っている。
- 運休 うんきゅう 停开,停驶,停车。交通機関が運転や運行を休止すること。 今のところジェットコースターが運休になったこと以外に影響は出ていない。俺はひそかに安心したが、ユノは落胆していた。とはいえそれも一時的なもので、すぐ元気になった。
- ゴンドラ 吊舱,吊篮。飛行船、気球、ロープウェーなどの吊り籠。 早速、列に並び、順番が来るのを待つ。四人なら一つのゴンドラに入れるだろう。
- 高所恐怖 こうしょきょうふ 恐高症。 「実は高所恐怖症なんだよね。だから二人で乗ってきなよ」
- 満遍なく まんべんなく = 全体にわたって。特に東の地上は、満遍なく光の粉をまぶしたように輝いている。雪が降っていなければ、もっと遠くまで見渡せただろう。
- 出歩く であるく 外出走动,闲荡。 高校生がそんな時間に出歩くものではない。警察官を志す人間なら、止めて当然だ。
- 熱湯 ねっとう 热水,开水煮得滚开的热水。 鋭利 えいり 锐利,锋利刃具等物的刃尖而快。 尖锐,敏锐有才气,且对事物的观察、判断敏捷。 突然、ネリコが背中にぶつかってきた。同時に、腰の辺りがじわっと熱くなる。熱湯をかけられたみたいだった。反射的に熱くなった部分に手を伸ばすと、指先が鋭利なものに触れた。
- 刃物 はもの 刀剑,刃具。 彼女の手には……俺の見間違えでなければ、刃物が握られていた。
- 末端 まったん 末端,尖端,尽头。 身体の末端から、感覚が消えていく。地面から、冷たい死が身体に這い上がってくる。
第二章 サニーパークのスペシャルパス
- 混濁 こんだく 「それは覚えてる。ただ、記憶がちょっと混濁してて……というか、もう単刀直入に訊くぞ。俺たち、すでにサニーパークで遊ばなかったか?」
- 老舗 しにせ 老铺子,老店铺;老字号,老号。 「結構いいとこなんだよ、サニーパーク。老舗の遊園地だから古いところはあるけど、何度もリニューアルして誰でも楽しめるようになってるし」
- 時間稼ぎ じかんかせぎ 拖延时间;争取时间。自分に有利な状況になるのを待つために、ものごとの進行を遅らせたり、他のことをしたりすること。 「もしかして時間稼ぎでもしているのかな? 人に見られたところでやめるつもりはないけど、待つのは嫌だからタイムリミットを決めさせてもらうね。ゴンドラが頂点を過ぎたら、問答無用で落とす」
- 活路 かつろ 活路,生路,生活方法。 ネリコはどうして俺を刺した? ループから抜け出すためには、誰かを殺す必要があるのは分かる。だが、俺を選んだ理由は──。活路が見えた。
- 私怨 しえん 私怨があって殺したわけじゃない。なら俺を刺した理由は……
- 戦々恐々 せんせんきょうきょう 战战兢兢。 戦々恐々としていると、あせびは俺を見てくすりと笑った。
- 屈折 くっせつ 弯曲,曲折。 歪曲,不正常,不自然。 ようするに、この現象はサニーパークの神様による、屈折した善意の表れなのです……めでたしめでたし。
- ビギナー beginner初学者。 「いや、ビギナーらしいな~って思って」。
第三章 ナイトカストーディアル
- 撒く まく 摆脱,甩掉。 間もなくして、シュウジを撒くことに成功した。
- 改ざん かいざん 篡改,涂改。 サニーパークの所有者である株式会社ダイヤモンドソリューションズの売買契約書を遠隔で改ざんして一時的にサニーパークの敷地面積を日本全域に拡大して出る。エトセトラ。
- 冬季 とうき この先はサニーパークの大型プールだ。だが冬季は開放されておらず、人気はまったくない。
- 稼働 かどう 做工,工作,劳动。 开动,运转。 アトラクションの照明は生きているが、稼働してるものはもうない。
- 立ちくらみ たちくらみ 猛然站起眼前发黑。 「いや……少し、立ちくらみがしただけだ」
- ジリ貧 じりひん 越来越穷,越来越坏。 速さではこちらが勝っているが、このままじゃジリ貧だ。
- 指し示す さししめす (用手指)示出;指示。 俺はお礼を言って、店員が指し示した方向へ向かった。
- あたふた 慌忙,慌慌张张惊慌失措貌手忙脚乱状。 俺はあせびのそばでしゃがみ込んだ。あたふたして見守っていると、あせびはのそりと起き上がった。
- 手当て てあて 准备;预备。 「どこかで手当てしてもらうか?」 (对伤病的)处置,救治。 病院で手当てを受ける。 报酬;工资。 看護人の一か月の手当て。
- 備品 びひん 备品,备件。 「こんなふうに、サニーパークの備品とかアトラクションを破壊すると……来るよ」
第四章 楽しんでね!
- 袂を分かつ たもとをわかつ 分别行动,绝交断绝关系,离别。 嗚咽交じりに話すネリコちゃんを前にして、なんだか別れ話みたいだな、と私は思った。でも袂を分かつ、って意味では正しいのかも。
- 墨付 すみつき 从有权有势的人那里得来的承诺和保证。 ただ、いくらネリコちゃんのお墨付きといっても、私からすれば赤の他人だ。
- 後腐れ あとくされ 事后的纠纷和麻烦后遗症。 私としては、さっさと諦めてもらって、後腐れがないよう他の人にバトンを渡してもらったほうが助かる。
- 意気消沈 いきしょうちん 意気消沈したユノを安心させるように、俺は笑みを浮かべた。
- 平たい ひらたい 平,平坦,扁,扁平开阔且没有高低凹凸。 押さえて平たくする。 平易,简明,浅易,浅显简单,易懂。 平たくいえば、ヤツらを倒そうとした。
- 齟齬 そご 龃龉,不一致,不协调。 ──俺は三人をフードコートに連れていって、そこでループ現象のことを打ち明けた。ただ、ネリコがループ被害者だったことは伏せた。話すとややこしくなるし、言わなくても齟齬は生じない。
- 寒空 さむぞら 凍てつくような寒空の下に放り出され、四人揃って途方に暮れる。結局、これといった案は出てこず、今は『どうしようもなさ』としかいえない無力感が俺たちを取り囲んでいた。
- 空笑い そらわらい 假笑。 あはは……とユノは空笑いした。
- 花を咲かせる 使…热闹起来。 思い出話に花を咲かせる。热烈地谈论往事。 談笑に花を咲かせ、ユノと今日を振り返る。
- 救護 きゅうご 救护。 体調不良を理由にシュウジたちと別れ、ゲート横の事務所へ向かった。そこには救護室がある。
- 非の打ち所がない ひのうちどころがない 无懈可击,无可非议。 「俺は絶対、親父みたいにならない……誰よりも正しく生きてやると、自分に誓ったんだ。非の打ち所のない、完璧な警察官になってやるってな。それなのに……」
- 絶壁 ぜっぺき 绝壁,峭壁。 立ち込めていた霧がようやく晴れたと思ったら、目の前に頂上が見えないほどの絶壁が現れたような、そんな気分だ。
- 停滞 ていたい 停滞,停顿。 落ち込んだままではいられないので、俺は身体を起こす。そのとき、部屋の本棚が目についた。俺は立ち上がって、本棚に近づく。停滞を打開するためのヒントを求めていた。 滞销积压。 郵便物が山のように停滞する。
- 落ち合う おちあう 相遇,汇流,凑在一起,意见一致。 二人でゲートを抜けて次の周に行くと、俺は体調不良で救護室に行くフリをして、シュウジたちと別れた。メインストリートの手前にあるワゴンショップの前で、あせびと落ち合う。
- 出禁 できん 禁止出入。「出入り禁止」の略。 「コーヒーカップ、出禁になっちゃった」
- 変わり映え かわりばえ 改变,替换得更好。 代わり映えしない生活。碌碌无为的生活。 変わり映えしない景色が、あせびのおかげで色づいて見えた。
- 通気 つうき 通空气,通风。 通気性は悪いが、どんな防寒着よりも暖かい。
第五章 キャメルバック
- 張り込む 埋伏,在某个地方待机,特别多指暗中监视犯人等。 キャストさんに怪しまれないよう張り込みをしていたら、目当ての人物がゲートに入ってきた。
- 認証 にんしょう 私はスマホの画面を男の人差し指にくっつける。ブブ、とスマホが小さくバイブレーションする。画面はそのまま。認証失敗。
- 幽体離脱 ゆうたいりだつ 灵魂出窍。 さっきまでの私は死んだ。自己嫌悪がアリのように群がってきて、身体を少しずつ分解していく。その光景を、私は幽体離脱でもしたみたいに眺めていた。
- 皆勤賞 かいきんしょう 全勤奖。 「そんな使い方はしない。小学生から皆勤賞を貫いてるんだ」
- 応酬 おうしゅう 应对,应答。 白状すると、はしゃいでいた。雪合戦する機会なんてそうそうない。あせびも同じなのか、最初は怒っていたが、途中からは明らかに楽しんでいた。前々から感じていたが運動神経はいいようで、かなり正確に雪玉を投げてくる。俺も負けじと応酬した。
- 帳消し ちょうけし 互相抵消。 サニーパークの神様とやらがいるとすればだが、あくまでループは善意からの施しであって、殺人はそれを帳消しにするほどの悪行、ということだ。倫理観があるのかないのか分からない。
- 討論 とうろん 失望とか、呆れとか、諦めとか、いろんな思いが込められた「そっか」だった。討論するつもりはないらしい。それは俺も同じだった。これだけ長話させたあとに説得するのは、気が引けた。
第六章 グッド・デイ・トゥ・ダイ
- 撤収 てっしゅう 撤收,撤走。 撤退。 夜になり、サニーパークからキャストが撤収すると、俺は急いでジェットコースターへと向かった。
- 重罪 じゅうざい 未成年でも殺人は重罪だ。刑罰は免れない。
- 抱擁 ほうよう 拥抱,搂抱。 突然のあせびからの抱擁に、俺は言葉を失った。
第七章 人食い遊園地の終焉
- 瀬戸際 せとぎわ 紧要关头;危险的边缘。 もし、あせびがまだパークに留まることを望んでいたら……そう考えると、怖くて訊けなかった。こんな出るか出ないかの瀬戸際に立つまで踏み出せなかった自分の臆病さに、嫌気が差す。
- 先送り さきおくり 往后拖,推后不在某时点判断或处理,而拖延到以后。 これが正解なのかは分からない。問題を先送りにしただけにも思える。
- 置いてけぼり おいてけぼり 丟下,不管抛开,遗弃。 おいてけぼりを食う 被抛在后面;被忽视;被甩下。 俺は途端に、置いてけぼりを食らったような不安に襲われた。
- 西日 にしび 西照的阳光,午后的阳光。 黄昏色の西日が瞳孔を刺す。
- 理想郷 りそうきょう 昔のサニーパーク……没になった着ぐるみが、理想郷としてこの空間を作り出したのだろうか?
終章
- 拘置所 こうちしょ 「拘置所に入った頃はかなり憔悴していたようだが……今は罪を認めて反省しているそうだ。とはいえ、殺人は重罪。最低でも五年は塀の中だろうな」
- 悲嘆 ひたん 今にも泣き出しそうな顔だった。あせびの悲嘆がこちらまで伝わってきて、胸が裂かれるように痛んだ。そしてその悲しみは、俺にも原因がある。
- 某日 ぼうじつ 某日某一天,用于日期不明或有意隐瞒的场合。
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