変な絵
変な絵
阅读时间:2025年10月23日
感想
第一个看得这么着迷的推理作品,每晚看完都(害怕得)睡不着,作者对真整个猎奇故事的构思简直惊为天人。四个看似没有关联的章节,实际上却环环相扣,通过某一个从始至终都存在的人物进行了串联,此外局外人和局内人对怪画的解密过程也直呼过瘾。第一章节中两个大学生对博客的解读推理过程,让我身临其境,特别是注意到还有第三人存在的时候,背后一凉。作品中出现的人物,其关系看似复杂,但是在作者剥茧抽丝的过程中,其实不难梳理明白。此外很喜欢作者通过图片和思维导图的方式“帮助”读者进行总结归纳。总之是值得推荐阅读的推理作品。
序 変な絵
- 顕著 けんちょ 特に『人間』『木』『家』の絵は、それが顕著だとされています。さて、みなさんはこの絵を見て、『何かおかしいな』と感じませんか?
- 虚 うろ 孔,洞,窟窿。 うろの中に、鳥が住んでいますね。
第一章 風に立つ女の絵
- つわり 妊娠の初期にみられる消化器系の一群の症状。空腹時の悪心(おしん)や嘔吐,気分や嗜好の変化,食欲不振など。 妊娠反应;孕吐。 ユキちゃんは今日もつわりが苦しいらしく、おせちもほとんど食べられませんでした。
- エコー echo回声,反响,回响(医学上还有超声波的意思,其实就是中国说的B超)。 はじめてエコーで赤ちゃんの様子を見て感動です!
- 息む いきむ (憋足气)用劲,使劲。 最初は順調だったのですが、いきみはじめてから何時間たっても生まれず、その途中でユキちゃんの容態が急変し、すぐに緊急手術になりました。
- やぶ医者 庸医;医术低劣的医生。 「ヤブ医者に当たったってことか……」
- かかりつけ 病気などでいつも特定の医者や病院にかかっていること。经常就诊,总请其看病。 ええ。謎の同居人にしろ、それを隠そうとするレンの不可解さにしろ、かかりつけの病院のやばさにしろ、ユキを取り巻く環境はあまりにも異常です。
- 軸 じく 〈数・理〉座标轴;轴。 核心,中心。 「あの番号が軸になるんですよ」
- 耳栓 みみせん 耳塞。 とはいえ、耳栓でもしない限り、教授の声は自然と耳に入ってくる。佐々木は聞くともなしに、まったり口調の雑談を聞いていた。
- 身が持たない みがもたない 身体吃不消,身体受不了。 そのたびに絵を全部描き直してたら身が持ちません。だからあらかじめ、いくつかのレイヤー……日本語で言えば、『層』に分けて絵を描いておくんです。
第二章 部屋を覆う、もやの絵
- 定規 じょうぎ 尺,规尺。 尺度,标准。 長方形の透明な定規に、丸や三角、星形などの穴が開いている。その穴をペンでなぞると、子供でもきれいな図形を描くことができる。
- 辛党 からとう 辛党とは、主に辛い味つけを好む人、または度の強い酒(日本酒)を好む人の総称。 直美は辛党だ。若い頃は甘口なんて食べられたものじゃないと思っていた。
- 非常駐 ひじょうちゅう 理人室に逃げ込むことも考えたが、非常駐の管理人は、この時間にはもういないことを思い出した。
- 巣立つ すだつ 离巢,出飞。 毕业,自立。 自分のクラスの園児に対しては、たとえほんの数年で巣立っていくとしても、やはり我が子のような思い入れを持ってしまう。
- 菱形 ひしがた 「この話をすると、みなさん、びっくりした顔をするんですが……」と言って、講師は黒板にチョークでひし形を描いた。
- 模写 もしゃ 摹本,临帖。 ケンスケくんは『ひし形』の絵を見ながら、そっくりそのまま模写しようとしました。
- 縦長 たてなが 優太は、まずマンションの輪郭となる、縦長の長方形を描いた。
- 疑問にぶつかる 実際、画用紙の右端には、優太と手をつなぐ、直美の姿が描かれている。……と、ここで春岡は、初歩的な疑問にぶつかった。
- 干からびる ひからびる 干涸,干透。 叱るたびに泣いていたら、小さい子供を持つ親など、数日で干からびてしまうだろう。
- 初老 しょろう 四〇歳の異名。 霊園の入口にある小さな事務所に入り、受付に座る初老の男性に声をかけた。
第三章 美術教師 最後の絵
- 工面 くめん 设法,筹措,筹划筹(款),筹措(款子),设法弄钱。 友人が困っていれば何時間でも相談に乗り、仕事の紹介や、ときには金の工面もした。
- 抱える かかえる 雇佣。 三百人以上の社員を抱えるL日報において、記者の数は半分にも満たない。
- 戦力外通行 せんりょくがいつうこう 不被续约通知;解雇通知;裁员通知。 酷使 こくし 任意驱使,残酷使用。 戦力外通告……病気をして、体を酷使できなくなった熊井に、もはや記者としての価値はない……そう言われたも同然だった。
- 合目 ごうめ 山のふもとから頂上にいたる登山の行程の区切り。実際の距離や標高とは関係なく、登山する場合の困難の度合を目安として全行程を一〇等分し、下から一合目、二合目などと称する。 8合目から見える山並みが絶景なんだよ。
- 無念を晴らす むねんをはらす 雪恨;昭雪。 「そうか……先生の無念を晴らすために、うちに入ったわけか。そりゃあ、総務の仕事なんてやってる場合じゃないよな……」
- 扱く しごく 严格训练。 新入生を扱く。 俺は以前、彼女に取材したことがあるが、三浦氏のことをずいぶん嫌っていた。相当しごかれていたんだろうな。
- 損傷 そんしょう 损伤,损坏。 あまりに遺体の損傷が激しくてな。顔はおろか、性別すら見ただけじゃわからなかったらしい。
- 難航 なんこう 难以进展,迟迟不进。 遺体は損傷が激しく司法解剖は難航を極めたそうだが、幸いというべきか、胃の中から未消化の食物が検出されたんだ。
- 焦点を絞る しょうてんをしぼる 专注于重点。 アリバイ alibi 不在现场证明。罪行发生时,嫌疑者或被告人在犯罪现场以外的地方的证明。 「その通りだ。むろん、条件にあてはまる人物は他にもいた可能性はあるが、三浦氏との関係の深さから考えて、警察はこの三人に焦点を絞った。そしてアリバイを検証した結果、容疑者は一人に絞られた」
- 用意周到 よういしゅうとう そこまで用意周到な犯人が、『食べ物』『寝袋』という野宿には必要不可欠なものを忘れるなんてヘマをすると思うか?
- 浅知恵 あさじえ 知识浅薄、肤浅。 ああ。だが、そんな浅知恵は警察に通用しない。犯人の作戦を逆手に取り、警察は次のような捜査をすることにした。
- 山間部 さんかんぶ 半山腰,山麓中间地带。 お前も知ってると思うが、K山は山間部と都市部の境にそびえている。
- 鑑識 かんしき 鉴定,辨识,鉴别,辨认。 鑑識の結果、レシートの指紋などから絵は三浦氏が自分で描いたものと断定された。
- 来賓 らいひん 事務室で来賓札とスリッパを借り、職員室に向かう。
- 下衆 げす 身分卑贱的人。 豊川の下衆な本性がだんだんと見えてきた。彼への疑いを強める一方、岩田は同時に、亀戸に対しても、疑問を持ち始めていた。
- 慰霊 いれい 追悼,吊祭。 三浦先生の命日に、慰霊登山をしようと思いまして。
- 逆光 ぎゃくこう 「逆光線」の略。 一瞬、混乱したが、理由はすぐにわかった。逆光だ。
- 山頂 さんしょう 山顶,山巅,山头。 あの絵には、山の境目だけでなく、山頂に立つ二本のアンテナまで描かれていた。
- 怨恨 えんこん 警察はそれを、『激しい怨恨』と見誤ってしまった。
- 従順 じゅうじゅん 顺从;听话;温顺,驯顺,驯服。 今はひとまず従順になり、呼吸を整え、体力を温存し、隙をついて逃げようと考えたのだ。
最終章 文鳥を守る樹の絵
- 肉塊 にっかい 暗闇に横たわる、ぼろぼろの肉塊……。
- 助産婦 じょさんぷ その後は、都内の安いアパートに部屋を借り、助産婦を目指すため、看護学校に通い始めた。
- 庇護 ひご 庇护。 教護院の職員が言った『直美は庇護欲が強いから医療の仕事が向いてるんじゃないか? 女だったら、やっぱり助産婦かな』という、半ば無責任な言葉がきっかけだった。
- 無骨 ぶこつ 粗鲁,粗俗,不懂礼貌。 庸俗,不风雅。 彼らしい、無骨なプロポーズだった。直美は、その場で「うん」と言った。
- 所帯を持つ しょたいをもつ 成家,建立家庭。 当時の自分を恨んだ。そんな人間と所帯を持つなど、地獄だ。
- 調停 ちょうてい 调停,调解。 離婚調停において、よっぽどの理由がない限り、親権は母親のものになるという。しかし、直美には消せない過去がある。
- 風化 ふうか (记忆等)逐渐淡薄,淡忘。 署内 しょない 警察署・税務署・消防署など,「署」という名のついた役所の中。 しかも、十年前の事件だ。署内でもとっくに風化していたのだろう。
- 潮目 しおめ 暖流、寒流的分界线。 潮目が変わったのは、それから数年後のことだった。解決の糸口は意外なところから見つかった。
- 握力 あくりょく 突然、豊川の両手が直美の胸をつかんだ。ひきちぎるような握力だった。
- 大将 たいしょう (团伙)头头儿,老大头领集团的头目。 熊井は近所のガキ大将に殴られ、タンコブを作って帰宅した。
- 格安 かくやす 格外价廉,非常便宜。 すべてを終えた後、直美は武司を連れ、逃げるように東京へ引っ越した。格安マンションの6階に部屋を借り、近くの産婦人科に勤めた。
- 還暦 かんれき 花甲,满六十岁。 気づけば直美は還暦間近になっていた。
- 削減 さくげん 削减;缩减,减去。 リストラ 裁员,解雇。 しかし、五年勤めた後、人員削減で突然のリストラを告げられた。しばらくは地元で転職活動をしたものの、なかなか再就職先は見つからなかった。
- なけなし 仅有;微薄;一点点。 子供の頃から慕っていた女性が苦労していることを知り、ショックを受けた武司は、生活の足しにと、なけなしの1万円札を渡そうとした。しかし、由紀は受け取らなかった。
- 馬の骨 うまのほね 来历不明的人,不知底细的人,不足轻重的人。 それに、由紀がいい子なのは、十分わかっている。どこの馬の骨ともわからない女と付き合うよりよっぽど安心できる。直美は二人を応援することにした。
- 古株 ふるかぶ 老手;资深人士;老资格。 当初は、偉そうな同僚たちの中で、苦労することも多かった直美だが、我慢しながら続けているうちに、いつの間にか最も古株の助産師になっていた。
- 言い包める いいくるめる 用花言巧语蒙骗,哄骗。 武司を言いくるめるのは簡単だった。いくつになっても直美の言うことをよく聞くいい子なのだ。
- 称号 しょうごう 『永遠に母親でい続けたい』『母親という称号を失いたくない』……ただそれだけのために、あの優しい女の子を、武司を愛してくれた女性を、殺してしまった。
- 治癒 ちゆ 包帯の上から腹を触っても、もうほとんど痛みは感じない。自分の治癒力に驚く。
- 人間ドック 短期综合体检平素健康生活的人在规定期间入院进行全身综合性健康检查,并接受健康生活所需的指导日本于1954年普及,旨在早期发现与预防疾病。 人間ドックの際、馴染みの医者は心苦しそうに言った。
- 装束 しょうぞく 装束,特殊场合使用的成套礼服、衣冠、束带、直衣等符合一定仪式的衣服,亦指穿礼服打扮。 死に装束 (剖腹自杀时穿的)白色服装白寿衣。 防犯チョッキは、着なかった。傷が深いほど、直美の罪は重くなる。死ねばなおさらだ。(灰色の死に装束とは、皮肉なもんだな)心で笑った。
- 殺人鬼 さつじんき この木はまさに、殺人鬼・今野直美そのものを象徴していたのではないか。
- 有志 ゆうし 有志,志愿,自愿参加。 門のほうを見ると、優太が立っていた。初老の男性と一緒だ。現在、有志で優太の世話をしている熊井という男だ。どういう関係かはわからないが、優太と養子縁組の手続きをしているらしい。
2025年10月28日读毕
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